入社3ヶ月でダレていた僕が『Whyマネジメント』でやる気を取り戻すまでの話
こんにちは。新入社員の伊藤です!
今回は、私の目線から見た『Whyマネジメント』の効果について、入社3ヶ月目の苦しい時期を乗り越えた実体験とともにお伝えします。
ぜひ最後までよろしくお願いいたします。
▼『Whyマネジメント』とは?
➡企業拡大を阻害する人材流出 ― 離職防止に有効な『Whyマネジメント』を解説
●入社3か月目のリアルな心情
2021年10月に入社してから、あっという間に5ヶ月が経ちました。
まだまだ先輩方からご指導をいただく毎日です。
そんな私の現在のメイン業務は、電話で新規営業先を開拓すること、いわゆるテレアポです。入社してから毎日おこなっていて、多い日は1日200回電話し、「お力になれることはありませんか」と聞いていきます。
とても大事な仕事ですし、学ぶことが沢山あって大変勉強になります。
ですが、3ヶ月も経つと、「同じことの繰り返しで正直しんどい」と思ってしまうようになりました……
先輩達は都度アドバイスをくれますし、時間を取ってロープレもしてくれましたが、なかなか思うように話せるようにならず、アポイントに繋げることが出来ません。そんな成果を出せない状況が続く内にモチベーションが下がり、「あと何時間で終わるかな」なんてことばかり考えてしまうように。
在宅勤務の日は特に集中が続かず、ぼーっとしている時間も増え、生産性は日に日に下がっていきました。対策として場所を公園のベンチに変えてみたりもしましたが、全く集中できませんでした。
オフィス勤務の日でさえ、午後を過ぎるころには飽きてしまい、気づくと窓の外にいる鳥の数をかぞえていたなんてこともありました。
恥ずかしい話ですが、これが入社3ヶ月目、今から2ヶ月前の心情でした。
●目的を理解せずに行動していた自分に気づいた
そんな私に、ある転機が訪れます。
上司とランチに行った時のことです。「なんのために電話をしているの?」と聞かれたので、「アポイントを取るためです」と返しました。
すると上司は、「それも間違いではないけど、本当の目的は、他社が抱えている悩みを解決し、『情熱と出会えて良かった』と言ってもらうためだよ。」と言ったのです。
思わずハッとしました。この時私は、とりあえず目標として提示された回数分電話をかければよく、アポイントは運が良ければもらえるもの、くらいに思っていました。目的は初めから伝えられていたはずなのですが、繰り返し電話をするうちに忘れてしまっていたのです。
この日上司が「なぜやるのか」を思い出させてくれてから、情熱の研修についてもっと知りたくなり、研修を見学したり、本を読んだりしながら魅力を深掘りしていきました。そして「少しでも多くの会社さんへこの魅力を伝えたい!」と考えながら電話を掛けられるようになりました。その結果、電話を掛ける回数も、アポイントを取り付けられる確率も上がり、もちろん鳥の数をかぞえるなんてことはしなくなりました。
また、目的を理解することの大切さを身をもって経験したため、全ての業務に対して「なんのためにやるのか?」を考えることが出来るようになりました。
●『Whyマネジメント』の効果
このように「なぜこの業務が必要か」を伝えることは、モチベーションの向上を促し、生産性向上や離職防止に繋げることができます。弊社ではこれを『Whyマネジメント』と呼んでいます。
社内で研修を受けていたので頭では分かっていたものの、上記の出来事によって身をもって理解することができました……
“やらされている”という気持ちで目の前の業務をただひたすらにこなすだけでは、モチベーションを保てず行動量が増えません。よって成果にも繋がりにくくなります。
それどころか、目的の分からない単純作業は人をおかしくさせてしまうそうです。昔、ただ穴を掘る→埋めるを繰り返すという拷問があったとか。
反対に、「自分の行動は社会的に価値があることへ繋がっている!」と思えると、自己肯定感が生まれます。自分に自信がつくと失敗への不安が薄れて行動へのハードルが下がり、生産性が上がります。このためにも、『Whyマネジメント』は重要なのです。
●まとめ
今回は、『Whyマネジメント』の効果について、指導を受ける側の視点から書いてみました!
上司の方が『Whyマネジメント』を行う際の具体的なポイントについては以下にまとめてありますので、よろしければ合わせてご覧ください。
企業拡大を阻害する人材流出 ― 離職防止に有効な『Whyマネジメント』を解説
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