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過度な介入は逆効果!優秀な若手の適切な見守り方について

こんにちは。情熱の山本です!

 

今回は、「優秀な人材が部下・後輩についたので目をかけていたのに、なぜだかやる気がなくなってきた……」とお悩みの方に向けて書きました。

 

私が若手時代に体験したことや、感じたことを中心にお話します!

 

 

 

 

 

 

●任せられた仕事は最後まで自分で遂行したい!


優秀な若手がチームにいたら、活躍を期待して「少々多めの業務やハードルが高い依頼をしてみようか」と考えるものだと思います。

 

この時に注意したいのが、必要以上に世話を焼きすぎないということです。

 

仕事を任せた後「業務量が多すぎてしまったかも……」「ハードルが高すぎたかも……」と不安になり、早いうちから介入し始めてしまっていないでしょうか。

 

フォローは手厚い方が良いとされていますし、若手に対する興味の度合いが高いということでもありますので、そんな上司に恵まれたのなら、本来は幸せなはずなのですが……

 

タイミングに気をつけないと「一度は任せてくれたものの、途中から上司が色々と決め始めてしまい、最終的にいつも通りトップダウンで進めていくことになった。最後まで自分でやってみたかったのに……」と思われてしまうことになりかねません。

 


私も実際、若手時代にそのように思ったことがありました。
……私が“優秀な若手”だったかは一旦置いておきますが(笑)

 


とあるツールの導入を検討することになり、私がリーダーとして動くよう依頼されたときのことです。

 

上司から、「ツールの販売先の会社さんと打合せをするから、導入理由の説明と、ツールに対する質問をしてみて」と言われ、しっかり準備をしたうえで、上司同席のもと打合せに臨みました。

 

ですが、開始から5分足らずの内に上司がメインとなって話し始めてしまい、結局、主導権を奪われたまま打ち合わせが終了してしまったのです。

 

「任せるといってくれたから準備したのに、話もまともにさせてくれなかった。最後まで、自分で話したかったのに…!」と、ふつふつと悔しさがこみ上げたのを覚えています。また、それに合わせてやる気も急降下しました。

 

今なら上司の気持ちも分かりますので「あれはきっと私に目をかけてくれていたからこそのことだったのだろうな」と思っていますが、当時の私にとってはかなり衝撃で、大きな事件として心に残っています(笑)

 

 

 

●適切な介入とは?


その後、上司との関係性がどのように変化したのかについてもお話したいと思います。

 

 

打合せ後、私は上司に「最後まで任せると言ってくれたのに、なんで横から介入したんですか」と言いました。

 

すると、まさかそんな風に言われると思っていなかった上司は「ごめん。心配だったからフォローしたほうがいいと思った……!」と驚きつつ、続けて「けれど、最後までやりたいという気持ちは素晴らしいから、次は必ず最後まで任せるよ!」と言ってくれました。

 

また、これ以来、業務を任せてくれる時は「ここまでやってみて、できなかったらフォローに入るね」と、フォローに入る目安を前もって提示してくれるようになりました。

 

おかげで『最後まで自分でやり切る』を前提に自分で仕事を進められるようになったので、やる気が削られてしまうことが無くなりました。

 


このようなこともありますので、冒頭で挙げたお悩みをお持ちの方は、一度、部下や後輩の方に確認してみてはいかがでしょうか。

 

どのタイミングで手助けしてもらいたいかについては個人差がありますので、指導する側とされる側で相談しながら決める必要があります。

 

その結果をもとに「最後まで頑張ってやって欲しいけど、〇〇の時点で出来ていないと判断したらフォローに入るからそのつもりでいてね」というように、手を出すポイントや期日などを明確にした上で依頼をし、見守っていくこと。これが、優秀な若手のやる気を維持しながら、より優秀な人材に育てる上でのポイントになると考えています。

 

 

 

●まとめ


いかがでしたでしょうか。
今回は、優秀な若手の適切な見守り方についてお話ししました。

 


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