情熱ブログ JYOUNETSU BLOG

情熱ブログ

バリュー浸透に必要なのは「自分事にすること」と、「●●●●」!?

入社4年目、情熱のマルチタスクプレイヤーこと山本です!

 

最近、バリューやウェイ、クレドといったワードをよく耳にしませんか?すべて、“企業の価値観・行動指針”を指す言葉です。近年特に注目され、策定している企業の割合が増加していますが、なかなか根付かない、浸透しない、体現する社員が少ないというお悩みをお持ちの経営者が多いようです。

 

これらの浸透には押さえるべきポイントがあります。浸透していない、100%体現している!と思える社員が少ない。そんな時は、思いがけない落とし穴にはまっているかもしれません。

 

今日はそんな方々に向けて、企業の価値観・行動指針の浸透に必要な要素をお伝えします!

 

(弊社では企業の価値観・行動指針を”バリュー”と呼んでいるため、表記を”バリュー”に統一してお話させていただきます。)

 

 

 


バリューを役員だけで決めていませんか?


 

バリュー浸透についてお悩みの方のコラムやインタビュー記事を確認したり、実際にヒアリングしたところ、多くの企業様に共通している事象がありました。それは、役員だけでバリューを作成し社員に下ろすというトップダウン型の流れで策定~浸透させようとしているというものです。

 

これだと、バリューはなかなか浸透しません。理由は簡単です。社員がそのバリューを”自分事”で捉えられていないからです。役員以上の方の目線のみで作られたバリューは、会社の想いを実現するため、働く社員がより豊かになるために一生懸命考えたものであっても、社員からするとただの押し付けに見えてしまうことがあります。

 

また、「バリューを決めました、これです」と言ってただ社内に共有するだけでは、「どう体現すればよいのか」「バリューとはそもそも何なのか」といったことが分かりません。
理解していない状態で体現できるはずもなく、優先度が下がり、いずれ興味関心を持たなくなってしまいます。

 

 

 

今からでもできる、バリュー浸透


 

「すでに経営陣だけで考えたバリューに決めてしまった……」
「そもそもまだバリューが策定できていない」
そんな方に向けて、今からでもできるバリュー浸透のポイントをお伝えします。

 


【すでにバリュー策定済みの場合】
とりあえずバリューを決めてあるという企業様は、トップダウン型であれ、既に社員の方がバリューの存在を認知しているという状況ですね。ここからバリューを好きになってもらい、ファンになってもらうには、『バリューと向き合う時間』が必要になります。

 

例えば、全社員で「自社のバリューに対して率直にどう思うのか・何が弊害になり体現できないのか・どのような行動をとるとバリューを体現したと言えるのか」等について話し合う場を設け、全社員が共感できる「バリューの体現とは、この行動のことだ!」というものを見つけ出してもらいましょう。納得のいくものが出来るまで回数を重ねるのも効果的です。
バリューについてよく考え、社員の手で体現規定をつくることで、他人事だったバリューが自分事になります。

 

また、バリューの体現度を上げたいなら、人事評価をバリューと連動させると良いでしょう。定期的に評価し、バリューの体現ができているorできていない状態を明確にすることで、社内への浸透が進みます。

 


【これからバリューを策定する場合】
お伝えした通り、役員だけでバリューを作成し社員に下ろすというトップダウン型の流れで策定、その後何もしない、というのが最も良くない状態です。これからバリューを策定するのなら、必ず社員の方々を巻き込んで進めることを強くおすすめします。

 

社員数が10名程度の場合は、役員の方含む全員で意見を出し合いながら作成すると、社員の方々にとってもしっかりと”自分事”になり、それから何年、何十年と現場で体現し、伝え続けてくれる存在になります。それが継承されていけば、「体現するのが自然」という文化も醸成されます。

 

社員数50名以上の場合は、選抜社員と役員以上の方で“バリュー策定チーム”を組み、そこで策定したバリューをまず現場のリーダー層、それから社員へと、階層ごとに想いとともに落とし込むと良いでしょう。
人数が増えるほど体現レベルが図りにくくなりますので、やはりバリューの体現度と評価が連動する仕組みは必要かと思います。

 

 


まとめ



今回ご紹介したバリュー浸透に必要なポイントは、以下の2つです。

 

①構築や浸透はトップダウン型(役員が決めて下ろすだけ)ではなく、社員も巻き込みながら進める。
②バリュー体現を継続してもらうには、バリューと人事評価を連動させる。

 

すでにバリューがある、社員も一応頭にはあるようだという企業様でも、②を行っているところは少ないのではないでしょうか。バリューと人事評価の連動はあまりイメージが沸かないかもしれませんが、弊社も実際に取り入れており、とても効果を感じております。

 


弊社は採用から教育、評価に至るまで、経営における「ヒト」に関するお悩みをバリューで解決するサービスを多数ご用意しております。
「やり方が難しそう」「どんな風にやればいいのだろう」「バリューの人事評価ってそもそもどんなもの?」など、少しでもご興味がございましたら是非ご相談ください!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。