情熱ブログ JYOUNETSU BLOG

情熱ブログ

メルカリ等が大切にしている”バリュー”について気になる5社をご紹介!

 

みなさんこんにちは、情熱の山本です。

 


近年、外国人雇用の増加や働き方改革によって、働き方の多様化が進んでいます。

 

それにともない、国籍や文化、価値観の違う人材をどのようにマネジメントするか、また、どのようにお互いの価値観をすり合わせていけばよいのか等についてお悩みの企業様もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

実際、数年前に比べ、雇用や教育に関する悩みについて取り上げた記事を見かける機会や、弊社クライアント様からご相談をいただくことが増えたように思います。

 


そのような背景から、近頃、『バリューの構築と浸透』に注目が集まっています。

 


例えば、よく話題になるのがメルカリです。
メルカリでは、『バリュー』をただ浸透させるだけでなく、バリューの体現度を人事評価に取り入れているほど、バリューへ重きを置いています。

 

また、トヨタや花王、ファーストリテーリング(ユニクロ)等、誰もが聞いたことのある数々の企業でも、この『バリュー』を大切にし、体現できる人材を求めているのです。

 


この『バリュー』という言葉を耳にしたことがある方は多いかと存じますが、改めてどんな意味で、何に必要なのかをぱっと思い浮かべることはできますでしょうか。

 

簡単に整理すると、バリューとは、価値観・行動指針を示す言葉であり、
組織に共通価値観を持たせるうえで最も重要なものとされています。

 

 

聞いたことはあっても、意味をはっきりと答えることができる方や、実際に他社様のバリューを見たことのある方はまだ多くないようです。

 

そこで今回は、そんな話題の『バリュー』について、私が気になる5社を一気にご紹介したいと思います。

 

 

 コラム画像

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


個人的に気になったバリューを5社選んでみた!


 


株式会社メルカリ

 

Go Bold 大胆にやろう

世の中にインパクトを与える多くのイノベーションを生み出します。
破壊的創造を目指し大胆にチャレンジし、数多くの失敗から学んでいきます。

 

All for One 全ては成功のために
メンバーの力を結集してチームで最高のプロダクトを創ります。
チームはどのような成果をあげており、それに個人としてどのように
貢献しているかというチームワークを非常に重視しています。

 

Be Professional プロフェッショナルであれ
メルカリは卓越した能力を持った個人が考え抜きベストを尽くす組織です。
メンバーは常にオーナーシップを持って自由闊達に仕事をし、専門的能力をレベルアップしていきます。

引用:株式会社メルカリ 

 

 

まずは、前項でお伝えしたメルカリについてはご紹介したいと思います。
一言で完結に分かりやすく、定義化もしっかりされておりとても分かりやすいです。
また、覚えやすい言葉でもあるというのもポイントかと思います。

 

背景として、メルカリでは会社とサービスを分けて考えたいというのが
根本にあり、サービスは入れ変わっても基本となるミッションとバリューは
変わらないということ、業績が悪くなってしまったときに各人の価値観で判断すると
組織が機能しなくなるとのことで作られたそうです。

 

参照:https://signifiant.jp/articles/mercari-ipo-3/

 

 

 

ソフトバンクグループ株式会社

 

◆努力って楽しい

「No.1」

やる以上は圧倒的No.1
何事にも「勝つ」「一番を目指す」と思い続けることで、必ず一番になれる時がきます。
そしてそのNo.1が圧倒的になることで、
常に新しいチャレンジ、新たな成長につながる可能性が広がります。

 

「挑戦」
失敗を恐れず高い壁に挑み続ける
現状維持を常に疑い、リスクを恐れず常にチャレンジし続けることで、
大きな成長につながります。

 

「逆算」
登る山を決め、どう行動するか逆算で決める
目標に対して積み上げただけでは、達成できる位置は限られます。
目標を見据えて、○カ月後、○週間後、来週とブレイクダウンすることで、
「今やるべきこと」が明確になります。


「スピード」
スピードは価値。早い行動は早い成果を生む
1週間後の100%より3日後の7割。PDCA(Plan-Do-Check-Act)を早く回すことで、
より早い結果につながり、そしてより早いネクストアクションを起こすことで、
より良い結果が生まれます。

 

「執念」
言い訳しない、脳がちぎれるほど考え、とことんやり抜く
「難しい」「できない」と思うよりも「どうやってできるか」を常に
考え続けるような強い思いを持ち、「できる」と信じて、最後まで諦めずにやり抜けば、
必ず道は開けます。

 


300年成長し続ける、ソフトバンクグループのDNAと称し
ソフトバンクバリューとして『努力って、楽しい』を掲げています。
さらに、特に大切にしたいバリューとして上記5つが明確に掲げられています。

こちらも圧倒的NO.1など分かりやすい言葉そしてインパクトがあるという点で
分かりやすいです。

また主観ではありますが、上記のバリューが根本にあったからこそ
日本で初めて、iPhoneの販売をスタートし、スマートフォンを
日本国内で普及させることができたのではないでしょうか。

 

 

 

株式会社ウィルゲート

 

当たり前に感謝し、“アタリマエ”を疑う
何気ない当たり前に感謝し、現実を客観的に捉え、相手を思いやる。
ただし現状に甘んじることなく、謙虚な姿勢で自身の“アタリマエ”を疑い、
さらに一歩進んだ行動をとる。

 

大切な人・社会に誇れる仕事をする

時に手抜きや不義がまかり通ってしまうことがある。
易きに流されることなく、大切な人を思い浮かべてその人に誇れるかどうか
自問自答し、自身を律し、本当に価値のある仕事をする。

 

仲間を尊重し、高め合う
仕事をするうえで信頼できる仲間はなくてはならない。
お互いを厳しく、愛情をもって高め合い、強い信頼で結ばれたチームを創る。

 

いかなるときも「三方よし」を追求する
自分、相手、そして社会がWin-Win-Winでなければ、
永続的に価値を出し続けることはできない。実践が難しい困難な局面であっても常に
「三方よし」の思考・行動を貫きとおす。

 

自分の『will』に向き合う
『will』の実現を理念とする会社の一員として、
自身の『will』に本気で向き合う。
それが他者の『will』の理解・実現に繋がる。

 

最高責任者の立場で考え行動する
視座によって、思考・行動の質は大きく変わる。
すべての責任を負う意識を持ち、物事を俯瞰的に捉え、多面的に深く考える。

 

「成果」から逆算する
本気で何かを成し遂げるためには、今見えていることの積上げでは足りない。
成果から逆算し、やるべきことを見極め、徹底的にやり抜く。

引用:株式会社ウィルゲート

 

 

7つの行動指針『WinG』と称し
人として大切である、『感謝や尊重、謙虚さ』という部分だけでなく
企業としては、やはり成果を求めていかなければいけないので
『最高責任者の立場で考え行動する』やストレートに『「成果」から逆算する』
という分かりやすいメッセージが、体現をする上でとてもイメージしやすいと
感じました。

 

こちらの行動指針は、2010年に作られたそうで作られたきっかけは
倒産寸前に陥った時、社員の価値観のズレが生じ結果として
信頼関係が破綻し、組織として機能しなくなってしまったからだそうです。

 

 

 

株式会社じげん (ZIGExN Co., Ltd.)

 

稲妻スピード
ベンチャー企業の唯一の優位性であるスピード。
ただの中小零細企業になってしまう恐怖を常に忘れず、スピードをより速めていきましょう。

 

常在熟考
新たな価値は、あなたが常に考え続けることから生まれる。
今よりも良いもの、既存の成功例よりも新しい付加価値のあるものを創っていきましょう。

 

ぐるぐるPDCA
仮説をたて、実際にやってみて、振り返り、反省や気付きをすべて次の一歩へ繋げる。
このサイクルをいかに速く回せるかが、あなたと組織を大きく成長させる鍵となります。

 

Do the ビジネス
決断に迷った時には、自分が社長だったらどうするかを考えてみる。
アートやNPOでない、ビジネスとしての合理的判断と
事業ビジョン・ドメインに沿って業務にあたりましょう。

 

口癖プラス主義
常に前向きな気持ちを持ち、出来ない理由ではなく、解決策を提示する。
どんな状況でも現状に満足せず常に改善を意識する、向上心とプラス思考を持ちましょう。

 

コミットtheリミット
目標は自己管理の手段に過ぎず、目標なき行動には最大の成果は伴わない。
あなたの成長の結果として最後まで逃げ出さず、諦めず、自分や仲間を信じて頑張り抜きましょう。

 

無限∞ストック
今のパフォーマンスを自分以外の誰かが再現できるようにすること、
個人ではなくチームで業績をあげること。
仕事とは「仕組みづくり」と同義であると考えましょう。

 

破壊的創造力
我々は変化を機会と捉え、既存市場の境界を引き直す側にまわる。
変わり続ける者だけが生き残れる時代であり、自分を否定し壊す勇気を持ちましょう。

 

我から我へ
当事者意識が自らを成長させ、仕事をより豊かなものにする。
与えられるのを待つのではなく、すべての結果の最終責任は自分にあると考えましょう。


348°感謝
今のあなたは周りに活かされていることを忘れてはいけない。
助け合い、規律・礼儀を重視して互いに尊敬しつつ半歩リードして仕事を進めていきましょう。

引用:株式会社じげん (ZIGExN Co., Ltd.) 

 

 

10個の行動指針として「ZIGExN∞ISM」と称しており
とてもユニークなのが印象的です。

 

ただユニークなだけでなく、一言一言がとてもイメージしやすいく
10個の行動指針の定義も整理され分かりやすさを感じました。

 

また、10個目の”348°”感謝の348°の理由は

 

自分と周りの全てにに感謝の気持ちを持つという意味で
自分=じぶん=2分と読みかえ、時計の2分は12°にあたるので360°から12°を引いて348°
となったそうで、こちらの発想も大変ユニークで、とてもワクワクする
行動指針だと思います。

参照:https://keisuiblog.zigexn.co.jp/2017/04/credo

 

 

 

iYell株式会社

 

「Job.ver.」

independences 主体的に動く
「それできます」と言おう

 

Yes ポジティブに受け入れる
まずは「ハイ!」と受け入れよう

 

early 初動を早くする
チャットワークは15分以内に返そう

 

leader 世界を変える
「私○○やります」と宣言しよう

 

investmento まずは未来を考える
本当に欲しいものを買おう

 

sustainable 持続性を作る
ランチ休憩は1時間とろう

 

theory 社会的規範を守る
毎日自分の仕事を人に話そう

 

substance 本質を考える
「なぜ?」と質問しよう

 

loop 再現性を作る
褒められたら、要因をノートに書こう

 

 

「Mind ver.」

 

interestingアソビゴコロ
社内イベントに参加しよう

 

Yell 応援する心
仲間が外出するときに「いってらっしゃい」帰社したら「おかえりなさい」と言おう

 

even 尊重する心
仲間みんなの顔を見て「おつかれさま」を必ず言おう

 

learning 切磋琢磨する心
その日のつまづきや困ったことは日報に書こう

 

integrity 素直な心
「ありがとう」「ごめんなさい」と言おう

 

surprise 驚かす心
月に一度誰かをお祝いしよう

 

team 信頼する心
1日1個仲間に頼みごとをしよう

 

sense 美しさの心
使い終わったら元の位置に戻そう

 

love 愛する心

髪の毛を切ったことに気付こう

 

引用:iYell株式会社

 

1000年続く会社にしたいという想いで創業し、その中で軸としたのが『VALUE経営』
だそうで、社員全員でこの行動指針を作成したそうです。

行動指針を「Job.ver.」と「Mind ver.」に分けているのがとても分かりやすく
行動指針も一言で現されているだけでなく、実際にそれはどのような行動を現しているのかまで具体性があり、
入社した日から実際に行動に移せるイメージが湧きやすいように感じました。
また、創業して2年8ヶ月とベンチャー企業さんではありますが、
なんと離職率0数が100名を突破したそうです。

 

参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000020127.html
参照:https://www.rh-navi.jp/interview/detail.php?id=299

 

 

 

 


各社のバリューを見て気付いたこと


 

 

5社を選んで見ていると、気になる点が3点ほどありました。

 

========================================

①困難に直面したとき、業績が悪化したとき、個人と組織が成長をするため、成果を出すために
 共通の価値観をもとに各人が判断する軸として『バリュー』を体現して欲しいという想いが強い

②成果を出す、価値を提供するために必要な『バリュー』が的確に示されている

③各社共通して、似ているキーワードが『バリュー』に散りばめられている
 ・成果
 ・チャレンジ/挑戦
 ・諦めない/やり抜く
 ・考える/考え抜く
 ・価値のある(モノ・仕事)
 ・仲間/チーム 
 ・信じる/信頼
 ・感謝
 ・尊重
========================================

 

実は、気になった3つの中に共通として『成果』という言葉があるのですが
各社のバリューを見ると、バリューを体現することで成果に繋がるということが
ストレートな言葉でなくても、随所にメッセージとして隠されているように感じられます。

 

 

 

 


まとめ


 

 

いかがだったでしょうか?

 

今回は、各社のバリューについてご紹介させていただきました。
この記事をご覧になっている方は、改めてご自身が所属されている
会社の『バリュー』を見つめ直してみてはいかがでしょうか。

 

また、弊社では『バリュー』すなわち行動指針・共通価値観を浸透させる弊社オリジナルコンテンツの『Valuesist(バリューシスト)研修』もご提供させていただいております。もしご興味あれば是非、お問い合わせください♪

 

最後までお読みいただきありがとうございました。