若手社員を即戦力化したいなら、『○○○○人材』に育て上げること!
みなさん、こんにちは!部下育成に四苦八苦している小林です!
今回のコラムは私が担当します。
突然ですが、
言われた事をせず(もしくはできずに?)、先輩の指示を無視して自己流の
対応をしている若手社員の姿をご覧になったことはありませんか?
…かくいう私もその一人でしたが(笑)
やはりどちらの会社にもそのような若手の方はいるらしく、受身の若手社員
への研修ニーズが高まっているのですが、それに加え、
「そのような若手社員を変えるために、まずは後輩や部下のマネジメント業務
を担う先輩社員に対して、マネジメント研修を受講させたい」というご要望も
増えております。
今回はそんなお悩みをお持ちの方へ、同じく現在進行形で部下育成に
携わっている私が日頃実践している
『若手社員を即戦力化させる為の3つの要素』をご紹介したいと思います。
■若手社員が気づいていない先輩社員の想いとは?
昨今の若手社員は、『社内外からの信頼を得ることの重要さ』を理解していない
節があるのではないかと思っています。
例えば、先輩から指示された業務に対し“期限が守れない”、もしくは、
“指示通りの内容で提出できない”というパターンです。
この時の若手社員側の気持ちとしては、自分なりに考えて対応しているつもり
でいることもあるのですが、どうにも「自分はこっちの方が良いと思った」と
いうような“自分目線”が強く、それによる自己完結をしているケースが多い
のです。
このような出来事が頻発すると、先輩社員としては、後輩や部下に対して信頼・
信用を置くことができなくなってしまいますよね。
そして、社内の信頼も得られないような人間には、社外の方(クライアント)
とのやり取りを任せられるはずもなく……
そうなると、その社員に対して『誰からも信頼されず、成果も上がらない人材』
というレッテルが張られてしまうことに。
ということを、若手社員の方々はあまり理解していないのではないかと思う
のです。
■若手社員を『選ばれる人材』にする3つのポイント
そのような若手社員の方々を、信用できる社員、すなわち
『先輩やクライアントから選ばれる人材』にするためには、以下の3つが有効
であると考えています。
1つ目は、『報告・連絡・相談』を徹底させるということです。
後輩や部下に、入社当初やプロジェクトの開始時点等のタイミングで
「業務依頼を受けた(何かしらのアクションを求められた)場合、必ず5W2Hに
ついて考え、情報が不足しているときは自分から確認するように。」ということ
を伝えておき、その後のOJTで教育をして習慣化させていきます。
なお、報連相の抜け漏れによるトラブルが起こることも考えられますので、
教育中は後輩や部下が担当することになった業務に対して『“一緒に”進めて
いく業務』であるという意識を持ち、習慣化できたなと思えるところまでは
フォローを徹底的におこなうようにしています。
2つ目は、『守破離』を理解させるということです。
守破離(しゅはり)とは、日本の武道や芸能などの世界で使われる言葉で、
何かを学ぶならまずは教えを守り、他の考えや自分のやり方を選択するのは
その後がよいという考え方のことです。
また、先人が残した言葉にこんなものがあります。
“やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ”
引用:日本海軍連合艦隊司令長官 山本五十六
上記をベースとして、まずは「先輩や上司のやり方に倣っておこなうことが
何よりの近道である」ということを伝えます。それから手本を見せ、言葉で
示し、実際にやってもらうというプロセスを踏むようにしています。
なお、当然のことながら成長スピードは人によりバラバラです。それぞれに
合った適切なステップを見据えて教育し、出来たことについては他人と比べ
ることなく褒めるということにも気をつけています。
弊社では、若手社員を『可能性の塊(原石)』であると考えております。今は
まだ原石でも、その分だけ無限の可能性を秘めているかもしれません。
焦って教えてしまわず、長い目で成長を見守ることで、確実に実力がつくようにしています。
3つ目は、『凡事徹底』を促すということです。
人から信頼を得るには、相手から言われたこと(教わったこと)を、徹底的に
遂行する力が必要です。
皆さんも人の印象を判断する際に、自分が一度言った内容やルールを守って
くれているかどうかが気になることがあると思います。
このように、何でもないような当たり前のことでも、一つ一つを徹底すること
で成果を生み出すことができ、会社の成長に繋がっていきます。
極端な話ですが、凡事徹底することが出来なかった社員には、ある一定の期間
仕事をお願いしないというルールを設けてみるのも良いのではないでしょうか?(笑)
■まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、『若手社員を即戦力化させる為の3つの要素』についてまとめました。
後輩や部下を持つ全ての方のお役に立てていたなら嬉しいです。
今回の内容を含め、社内の人間関係や教育についてのお悩みがありましたら、
ぜひ弊社の社員教育のサービスをご検討ください!
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いたします。
それでは、今回のコラムは以上です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!