若いうちの苦労は買ってでもするべき!?
情熱の矢間です。
突然ですが、「若いうちの苦労は買ってでもせよ!」という意見
に皆さんは賛成ですか?反対ですか?
言葉の使われ方としては(個人的な感覚ですが)、
上司や先輩から部下や後輩に対して、
「『若いうちの苦労は買ってでもせよ!』って言われるし、
若手は雑用や人が嫌がる仕事を率先してやるべきだよ。
苦労しそうなチャレンジも積極的にやるべきだよ。」
といったものが多いかと、、、
これに賛成の方の意見としては、
-苦労した量と成長は比例する。つまり成長するから
-チャレンジしていれば、若手のうちの方が上手くいかなくても許されやすいから
-ベテランより時間と体力がある若いうちに苦労しておいたほうが良いから
等々
反対の方の意見としては、
-なぜ若手ばかりが?ベテランも苦労しろよ!
-『苦しいことをさせる』ことを、ただ正当化しているだけ
-この言葉の延長にブラック企業なるものができる!!
等々
といったあたりでしょうか?
私個人としては、賛成派です。
理由はシンプルで、『成長スピードをアップできるから』です。
若いうちの苦労は、、、という言葉なだけあって、
若くなくなると何が起こるのかを考えると見えてくるものがあります。
若くなくなると、
・挨拶をしっかりやりなさい!と指摘を受ける
・この仕事やっておいて!といった雑務を振られる
・率先して電話をとりなさい!と指摘を受ける
・掃除当番は新人ね!と依頼を受ける
といったことが減る傾向にあります。
なぜかというと、22歳にはできても35歳には依頼しづらい、、、
という感情を持つ人が多いからです。
中途入社の場合、新人は新人であっても、やはり若い方が、色々な
依頼をされやすいものです。
個人差、企業差は、もちろんあると思いますが。
ですが、上記のような依頼により、報連相やPDCAといったもののレベルを
上げていくことが可能です。
・あの上司は細かく報連相しないと、、、
・ただ相談、ではなく自分なりの仮説を用意しないと、、、
・あのクライアントさんは電話ではなく基本はメールで連絡を取った方がいい、、、
といったことを学び、成長していきます。
つまり、自分から仕事をつくり出せる量が少ない若いうちに、たくさんの
依頼を受けて苦労し、成長する経験値を増やしておかないと、若くなくなった
時に苦しくなる傾向が、、、
あまり負荷をかけすぎると、、、という配慮も大切ですが、若手を成長させて
あげるために、しっかりと適度な負荷をかけてあげることも上司の仕事では
ないでしょうか。