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何かを成している人の共通点

 

この時期、新入社員の秋のフォローアップ研修が集中するが
ようやく落ち着いてきた。

 

この時期に研修が集中するのは、多くの新入社員が
悩み、壁にぶつかるから。

 

理想と現実のGAP。
学生世界から社会人世界への変化。

 

など、多くの人が自分にとってのうまくいかないこと、
思い通りにならないことにたくさんぶつかっている。

 

そもそも社会人になると思い通りにならないことが圧倒的に増える。

 

学生までは、親が自分を守ってくれ、学生も学校にとっては
お客さんだから何だかんだ言っても、自分ファーストで許される世界。

 

ところが社会に出ると一気に変わる。

 

お客さんが優先され、過程ではなく成果で評価される。
人間関係も気の合う友達と過ごしていればいいのではなく、
価値観の合わない上司や取引先の方と付き合わなければならない。

 

特に1年目は、上記に加え理想と現実のGAPという
さらに自分の思い通りにならないことに苦しめられる。

 

入社して半年くらい経つと多くの人がそんな状態になるからこそ、
新入社員研修のフォローアップが集中するのである。

 


さて、表題の件だが、何かを成している人は、
『思い通りにならないことに当たった時の考え方と行動』が
その他の人とは違うのだ。

 

多くの人は、何か思い通りにならないことがあると、
・無理だ、できない、こんなもんだ…と考え諦めたり妥協する
・他人や環境など、他責にして自分のすべきことと向き合わない
・言われないと動かない、誰かが始めてくれないと動かない
・モチベーションを下げ、やる気をなくしていく
・ネガティブになり逃げ始める
・不平不満を持つ

 

というパターンが多い。

 


しかし、何かを成している人は思い通りにならない時に
・どうやったらこの状況を打破できるだろうかと考え次の行動をする
・他責にせずに自分がやるべきことを見出し行動する
・自分から、自分ごとで考え行動する
・モチベーションを自分でマネジメントし行動する
・ポジティブな側面を見出し行動する
・感謝できる部分を見つけ、感謝を発信し行動する

 

という共通点がある。

 


何かを成している人は、他人から見ると
いつもうまくいっているように見える。

 

でも、あたりまえだけどそんなことはない。
我々と同じように、いや夢や目標が大きい分、
思い通りにいかないことに自分たちよりも多くぶつかっている。

 

しかし、その時の考え方と行動が違うのだ。

 


だから、新卒研修で何度もみんなに伝えてきた。

 

いま、この時期から思い通りにならないことに向き合う練習をしよう。
そして、思い通りにならないことに対しての心の筋力を鍛えようと。

 

どんなスポーツだって、筋トレや走り込みはする。
そして、それは負荷がかからない限り鍛えられることはない。

 

人生において、思い通りにならないことはまさに筋トレや走りこみなのだ。

 

だからこそ、思い通りにならないことと一気にぶつかるこの時期に
怪我をせずに筋トレや走り込みができる最低限のスキルを伝える。
そして、思い通りにならないことに対しての心の筋力を増やしてもらいたい。

 

多くの人がこういった思い通りにならない経験を通して
仕事というものに希望を抱かず、最低限思考へと落ちていく。

 

新卒時期にいきなりやる気がない人なんていない。

 

人には理想がある。
活躍している自分、成長している自分。
仲良く働いている自分。求められている自分。
貢献し、価値を与えている自分。新しいことに挑戦している自分。

 

でも、現実は
思うように成果が出せない。成長が実感ができない。
人間関係にぎくしゃくし、必要とされているかもわからない。
気づけば、何の価値につながるかわからない単純作業を
淡々とやっている自分。

 

そんな思い通りにならない状況に多くの人が
『仕事なんてしょせんこんなもんだ・・・。
がんばっても、結局は理想にはならないんだから、最低限でいいや』
と考えていく。

 

そして、いつの間にか、人のせい、環境のせいにし、
あきらめること、妥協することに慣れ、さらには
会社や社会に不平不満を抱いて生きていくことになる。

 

そんな人をたくさん見てきた。

 

だからこそ、我々は新入社員の時期に
そこのスパイラルに陥らないように伝えていく。
そのために、思い通りにならない時のスペシャリストを目指してほしい!

 

今年も1000人近くの新入社員に伝えることができたけれども、
彼らと彼女たちの仕事人生が輝いていくことを心から願う。