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「自分事の松竹梅」

 

 

こんにちは。

最近マイブームの「ビジネスマンから総理大臣に突然任命された際、自分ならどう日本をけん引するだろう、という自分の日々の妄想(自宅からオフィス間)」は決して無駄な時間ではないんだと、トランプ大統領の誕生から自信を貰った石井です。

 

さて、今回はビジネスマンの「主体性、自分事で捉える」という事について考えました。

 

「最近の若者は主体性が足りない、もっとやらされるのではなく、自分から動いてほしい。。」

 

仕事柄年間数多くの人事ご担当者様とお話させて頂く中で、このような事をよく耳にします。

 

ではこの「主体性(=自分事で物事を捉える)」とはどういう状態の事を言うのでしょうか?

 

私が考えるにビジネスマンの主体性レベル(=自分事で物事を捉えるレベル)は「松・竹・梅」という大きく3つのレベルに分かれていると考えます。

 

まずは松と梅はどういう状態かと言うと、

 

松:目の前の仕事がやりたくて、やりたくて、震えている状態

梅:目の前の仕事を人から言われ、単にやらされていると当人が感じている状態

 

この2つは両極端で非常に分かりやすいです。

 

社員全員が「松」の会社は必ず業績も社員の幸福度も高いはず、逆に社員全員が「梅」だと、、、

という事になりますので、全員「松」の意識にする事をゴール設定をした社員教育など組まれる事が多いです。

 

確かにそれが理想です。しかし、それが簡単に実現可能であれば上記の様な人事担当者からの言葉を数多く聞くこともないはずです。

 

ではなぜ全員「松」にする事が難しいのか。

 

それは自分事の「竹」のレベル、いわゆる「中間層の意識」が存在する事に気が付けていないからだと考えます。

 

自分事の「竹」のレベル、それは

 

目の前の仕事を自分で「やる」と決めている自分を認識出来ている状態

 

 

これを自分事に「竹」と私の中で定義をしています。

 

例えば、「この部屋を掃除しておいて!」という仕事の依頼を「自分事の松竹梅」に当てはめると、、、

 

松子「早く掃除がしたくて仕方ないわ。ほうきと塵取りは渡されたけど、綺麗にするには吸引力が変わらないただひとつの掃除機が必須ね。それと壁も汚いから、、、、」

 

竹子「なるほど、引き受けたからには必ずやろう。まずは、ほうきと塵取りは渡されたので、このフロアをはいて、それから、、」

 

梅子「ああ、めんどくさい。どうせ綺麗かどうかなんて誰も見やしないから、適当にゴミを拾って終わりにしよう」

 

もちろん全員が松子が理想ではあります、ただ人が「○○したい」と思う思考回路には外部が介入できない部分が少なからず存在します。

 

対して、梅子を松子にするアプローチは外部の介入で十分可能です。

 

「掃除ひとつでも、やると決めているの(掃除をする)は最終的に自分だよね?」というメッセージを当人が納得し、伝わる事が出来れば、梅子は竹子への変貌を遂げるわけです。

 

そうして少しづつ梅子は竹子になり、成果が出て仕事が楽しくなると自動的に松子が誕生することになるのです。

 

この「最終的に取っている行動は全て自分が決定している」という事を認識出来ているかいないか、という点に着目した人材育成もひとつ手段としては有用なのかと考えます。

 

全員が松子の組織、、経営者なら必ず社員さんはそうあって欲しいですね。。

 

 

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