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社会人意識という謎の言葉とは!?

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気づけば桜も満開で、2015年も3か月が終わろうとし

あまりの時間の早さにこのままでは気づいたら感覚としてはちょっとしたら

東京オリンピックが開催されてしまうんではないかと思っている水野です。

 

さて、桜が咲く時期になると私たちの会社は非常に忙しくなります。

それは、新卒研修ラッシュだからです。

 

おかけ様で今年も多くの企業様からご依頼いただき、

私自身も4月のほとんどを1日研修しているという日々を過ごさせていただきます。

 

今回はそんな新入社員が入る時期によく出てくる

【社会人意識】

についてちょっと書いておきます。

 

これから入る新社会人にとっては

『早く学生意識を捨てて、社会人意識になれよ』

と言われるこの言葉を本当に理解している人はどれくらいいるのでしょうか?

 

これは、言っている企業側や先輩側も同じように理解している人や

ちゃんと定義化している人は非常に少ないのではと感じています。

 

だいたいちょっと時間をとって考えてみると

・責任感をもつ(学生よりも)

・与える側の意識(学生の時は与えられるばかりだったので)

 

みたいな言葉がよく出てくる気がします。

 

でも、これって学生の時から持っている人もいるし、

社会人でも全然持ってない人もいると思うのです。

 

だから、私たちは研修で伝えていくときに必ず定義化をしています。

 

まず、前提を確認します。

社会(ビジネス社会)とはどういうものかを知るということが大事です。

 

ビジネス社会では

『成果は相手(仕事の依頼主)が決める』

という前提で成り立っているということを理解することです。

 

学生の時までは

評価(成果)のメインはテストで点数でしっかり見えて

正解と不正解があったり、0点と100点の二元論でなくて50点とか80点とかがありました。

 

だから、社会人になっても同じ意識でいてついつい不満が出たり

壁にぶつかることが多くあります。

『なんでこんなに一生懸命やっているのに評価してくれないんだ』

とか

『この前はこれで良いって言ってたのになんで急にダメなんだ!?』

とか。

 

でも、社会は成果は相手が決めるのです。

特にお客様の場合は(会社は過程も見てくれることがほとんど)

 

ただ、飲食店にいって、

いくらシェフが一生懸命がんばって、何時間も汗水垂らして作ったとしても

それがお客さんにとってまずかったらそれがすべてであり、二度とそのお店には来なくなります。

 

また、コンビニでおにぎりを買ったとして、おにぎりを買っても具がなかったとします。

そしたら、ふつう、クレームを入れると思うのですが、今回は工場に直接いれました。

そうすると先方は丁寧に工場長が出て、

『申し訳ないです。実はですね、うちの工場のスタッフの半分がインフルエンザにかかってしまって・・・。

今回、徹夜でなんとかがんばっておにぎりの形にはしたんです。もうねー、みんなめちゃめちゃがんばったんですよ。

だから、150円とは言わないので、120円ぐらいはもらいたんですけど、いいですよね?』

と言われたら・・・。

 

まあ、ふつうはそんなの払わないし、そんなものが市場に並ばないような仕組みになっているのが社会なのです。

 

だから、社会はとっても理不尽で

自分の努力が0点の時がよくあるのです。

 

さっきのおにぎりの場合で言えば

具をちゃんと入れて陳列棚に並んだとしても

その商品がほかの商品に負けて選ばれずに賞味期限が過ぎて

捨てられたとすると、それはまた0点になるのです。

 

そんな『成果は相手(仕事の依頼主)が決める』という

ビジネス社会のルールを理解したうえで、社会人意識を持たなければ意味がないです。

 

そんな社会で活躍していくために必要な意識は3つで

 

1・相手目線を持つ意識

これは、成果は相手が決める社会だからこそ、

自分本位で『自分はおいしいと思うんです!』とどれだけ言っても

お客さんがまずいと言ったら意味がないので、

『相手にとってどうなのか?』という視点を持ち続けることが大切です。

 

2・追求し続ける意識

これは正解がない社会なので、昨日はおいしいと言ってくれた料理でも

今日のお客さんはまずいというかもしれないのです。

極端に言えば、昨日はおいしいと言ってくれる同じお客さんが

今日来た時に体調が違って『なんか今日はおいしくないねー』なんて言い出すこともあるのです。

だからこそ、これが正解だじゃなくて、常にお客さんの期待を少しでも超えられるにはどうすれば

いいのだろうかというのを追及し続けることが大切です。

 

3・自分が責任を取るという意識

時には、仕事の依頼をされる時点で仕事の量や期限が間違ってることもあります。

また、明らかに理不尽なこともあるかもしれません。

それでも一度引き受けた仕事を自分の仕事として責任をもってやることが

自分を成長させることにつながることであり、

相手が成果を決める社会であり、正解がない社会で

成長と成果を最大化するにはその意識を持つことがとても重要なのです。

 

この3つの社会人意識を持つことが私たちは大切だと思っています。

 

もし、これを新社会人の人が読んでいたら、

さぞかし社会って嫌なところだなーって思うかもしれません。

 

たしかにそれを感じることもきっとあるでしょう。

でも、だからこそ、成長とやりがいと感動があります。

 

そんな中で評価をもらえた時。

お客様からありがとうって言ってもらえた時。

 

そんな瞬間にがんばって良かったときっと成長とやりがいを感じられるはずです。

 

そして、目指してほしいのは

自分が良いと思うことでお客様を感動させること。

 

いまはピンと来ないかもしれないけど、

ここに行きついたときに仕事の本当の楽しさと価値を感じると思います。

そのためには、ステップが必要です。

まずは、ひたすら相手目線で期待に応えられる人になってください。

 

仕事って社会って楽じゃないけど、とっても素晴らしくて楽しいよ!