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2014卒新入社員研修

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今年も毎年恒例の【新入社員研修】ラッシュが終了しました。


私に至っては4月の2週間は一度も休みなく毎日登壇し続けさせていただきました。

 

 

 

 

 

それにしても、新入社員研修はやっていて楽しい!!


素直な反応、スポンジのようにものすごい吸収力、そして変化も早いし大きい!

これが、30代以上になってくると、なかなか自分の価値観が凝り固まっていて変わりにくいものだ。

 

そんな新入社員に何を伝えているかというと大きく分けると

1.社会人意識
2.ビジネスマナー
3.自立思考

の3つです。

 

まず1つ目の社会人意識ですが、皆さんが社会人意識と言われて何を浮かべますか?

よく、「学生気分を捨てて早く社会人意識になれ!」なんて言葉が使われたりしますが
一体、学生意識とは何で、社会人意識とは何なのでしょう?

 

これは正解はないと思うので、私たちなりの定義を作り伝えています。

まず、そのために前提として社会人というかビジネスのルールを理解してもらいます。

 

ビジネスのルールとは
「成果で評価され、その成果は相手が決める」
ということです。

 

どういうことかというと、
私たちは商品やサービスを購入する時に出来上がった“成果”を判断しています。

つまり、それまでの過程は成果が出来上がった後に付加価値として評価するものであり、
成果が出来上がっていないものは通常は市場にも並ばないし、お客様に評価もしてもらえないという前提に

成り立っています。

 

例えば、おにぎりを買ったら具が無かった。
まあ、どう考えてもこんなことは無いと思います。
しかし、仮にあったとしたら皆さんはどんな反応をするでしょうか?
恐らく、クレームを言って返品か交換してもらうのが通常の反応だと思います。

 

それをたまたま工場の人に伝えたら
「いやぁ・・・。うちの工場のスタッフがインフルエンザになっちゃって、半分休んだんですよ。
だから残りのみんなで徹夜してやったんです。すごいがんばったんですよ!
だから150円とは言わなくても、100円はもらっていいですか!?」
と言われたら、困りますし、さらなるクレームになると思うのです。

 

ですので、いくら過程でがんばろうが、成果を完成させない限り何の意味も無いということです。
ビジネスではこれが当たり前のルールとして成り立っています。

 

しかも、さらに、おにぎりに具が入って成果が完成したとしても、ようやくお店には並ぶことができますが、人気が無い商品だったら賞味期限が切れて廃棄されてしまうのです。
つまり、成果を出さなけば、それまでの努力は全て0点になるのに、いくら成果を出したとしても選ばれなければ、またその努力は無効となり0点をもらうのです。
それは自分が心から100点だと思って提供したのにも関わらず、お客さんや上司が0点と言ったら、その時点で0点が決まってしまうという世界なのです。

 

今まで学生は消費者として、評価者だけの活動をしていました。
ところが、社会人になると自分が提供する側になりますので【評価される側】へと初めて足を踏み入れるのです。

この前提を認識していないと、ビジネスの世界で活躍することは難しいのです。
ですので、私たちの研修では最初にこれをワークを通して痛感してもらいます。


その後に、
【ビジネスは成果で評価され、成果は相手(仕事の依頼主)が決める】という世界で活躍する社会人になるために


・相手目線で考えること
 ⇒成果はお客様や上司など、仕事の依頼主が決めるので、必ず相手目線で考えていくこと。
  自分はいいと思う、自分はがんばっているは意味がないし、そこを卒業しなきゃいけない。

 

・追求し続けること
 ⇒相手が成果を決めるからこそ唯一の答えが無い世界になる。ここも学生との大きな違い。
  だからこそ、相手にとって100点は何なのかを模索し追求し続けることが大切。

 

・自分が責任をとること
 ⇒相手が成果を決め、唯一の答えが無い世界だから、相手の気持ちがコロコロ変わったり
  相手の情報共有不足など様々なことがある。それでも、相手に責任を押し付けるのでなく、
  自分の仕事に誇りを持ち自分が責任を取る覚悟と決意が大切。

 

これが《社会人意識》だということを伝えていきます。


それに続く、ビジネスマナーも結局、この唯一答えのない世界で相手目線で考えなきゃいけない時に、最低限これを守れば相手に敬意を伝えられるツールであることを伝え、心と形の両方を教えていきます。


また、最後の自立思考は、そういった答えが無く相手が成果が決める世界だからこそ、自分にとって思い通りにならないことがたくさん起こります。
そして、その時に多くの人達が仕事への意欲を無くしたり、誰かを責めはじめたりします。
「こんなにがんばったのに、評価されないなんて・・・。もう頑張ったって意味ないよ・・・」と。

 

その状況に負けない考え方が自立思考なのです。
そういう時にどう考えていけば、ベストパフォーマンスを常に発揮できるかをワークや事例、そして実際に考え、

行動してもらいながら伝えていきます。

そのことによって社会の厳しさを知りながらも、そこに向かって行ける心構えと考える武器を持った状態にすることができ、多くの新卒者が情熱持った状態へと劇的に変化するのです。
普段わかっているつもりでも、本当の意味で理解していないのが社会人意識だったりします。

 

ぜひ、みなさん自身も、

そしてみなさんの社員の方もしっかり理解できているかを確認してみていただきたいと思います。