情熱ブログ JYOUNETSU BLOG

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『私、つい最近まで今より更に超嫌な奴でした。。。』

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本日は社員教育について書きたいと思います!

 

今から書く事は私個人の過去の経験からの考えであり、正解とかでは決してありませんので、

ぜひ寛大な気持ちで読んでいただけたら幸いです。

 

数年前まで私は海外の雑貨等を扱うドベンチャー企業にいました。

今となっては良い思い出ですが、そこでのお給料はフルコミッション制で、やればやった分だけ戴けるのですが、

やらなかったら(やれなかったら)<ゼロ>という、過酷な環境でした。(笑)

入社当時の私の成績は、他と比べて突き抜けている訳でもなく、昼間だけでは売り上げを上げることが出来ず、、

夜な夜なスナックやキャバクラに商品を抱えて売りに行き、ようやく成果を出せていた状態でした。

そんな私でも、なんとか一定の成果を出せるようになり、リーダーというポジションに昇格し、 社員教育を任されることになりました。

 

元々、先輩肌というかいじめっ子というか、威張りん坊の私は、、(笑)

部下が出来るとすぐに自分が知っている情報をガッツリ叩き込み、自分の道具のごとく使っていました!

案の定、部下達は入社1週間もせずに全員辞めてしまいました。

 

何故か?

それはフルコミッションという制度の中で、リーダである私が思うように稼げていなかったから。

あと単純に私が嫌な奴で嫌気がさして。(泣)

私が60しか出来ない事を私から教えてもらう部下が80や100出来る訳はなく、 ハードワークの割に稼げずに全員辞めていきました。(たまぁ〜に勝手に学んで出来るようになる方もいらっしゃいました。。)

 

それなら自分が出来るように変われば良いのだと思い、小さなプライドは捨て、思いっきりやりました。

やってできない事はなく、私は2ヶ月ほどで毎週発表される社内ランキングで常に1位、2位になっていました。

『もう大丈夫だ!』と思い、新しく任された部下をしっかり育成しようと頑張っていました!

今度は“言葉”ではなく“背中”で。

 

この時学んだ事は、【Lead by example(背中で見せる)】ということ。

やっていない奴の言葉、自分で言ってる事をやらない奴の言葉は誰にも響かないということ。

社内で常にトップにいる私の言葉は、もの凄く説得力があり、言葉で多くを語らなくても結果で部下を納得させ、学んでもらいました。今度は1、2週間で辞める部下はほぼいなくなり、私だけでなく、部下も社内ランキングで上位に入る様になっていました。

 

しかしまたもや問題が、、、

今度は2ヶ月ほどすると手塩にかけた部下がどんどん辞めて行ってしまうのです。

 

何故か?

私は部下に対して自分の常識を押し付け、私の考え以外の答えや個性を全て“不正解”にしていたのです。

『結果を出している俺が全てだ!!』と。とんだ勘違い野郎ですよね。(笑)

 

部下達は、私に“弱み”を全く見せずに影で泣いていたのです。

それに私は気付いていた部分もありますが、『結果を出していない奴は出来るまで帰ってくるな!』

『やってやれない事はない!!!』『弱音吐くなら辞めろ!!!!』『俺が正しいんだ!!』

と絵に描いた様な最悪な上司っぷりを露呈していたのです。

 

この時はたくさんの事を学びました。

①結果を出していない人は“出したくなくて”結果を出さないのではなく、“心の奥底から結果を出したくて”、

 本人的には本気で頑張っているのに出せない人もいる。

 ⇒自分の教え方が悪い。

 

②結果を出していればどんな事を言っても良い訳ではない。人としての“在り方”がとっても大切。

 ⇒当たり前。

 

③本当の信頼とは日々のコミュニケーションの積み重ねでしかない。

 ⇒自分から相手の事を理解しようとしなければ、相手が自分の事を理解しようとはしてくれない。

  誰もが目的があって働いていて、会社の理念や自分との価値観がはじめから合うことなんてほとんどない。

   毎日毎日、夢を語り合いました。

 

④答えの出し方は無限にある。個性を尊重し伸ばす。

 ⇒自分のやり方は星の数ほどある中の一つに過ぎない。

  みんなそれぞれ、自分には持っていない最高に輝く強みを持っている。

 

もちろん社員教育やマネジメントには【スキル】も必要だと思います。

私もスキルをたくさん学びました。けれど、スキルよりももっと大切なのは、それを扱う人の“存在や心の在り方”だと思います。

 

【誰よりも、本気で仕事に取り組み、誰よりも結果にこだわり、そして世界中の誰よりも仲間の事を本気で思う】

 

そんなリーダーであればスキルを超え、素晴らしいチーム作りが出来るのではないでしょうか?

一言でまとめるとやっぱり行き着くところは、、、『愛』なんですよね。

もちろん社員教育のやり方や考え方も無限なので、ここに書いた事が正解では決してありません。

今後どんなに仕事が出来る様になろうとも、どんなに素晴らしい結果を出そうとも謙虚な気持ちだけは忘れてはイケナイなぁー。

と思いながら今日も明日も日本を情熱的にするそんな日々である。。。

 

『素晴らしいマネージャーは優秀な医者といっしょだ!!』編に続く。(掲載時期未定!)