朝礼は時間泥棒の謎習慣?その通りです!…ただやるだけ、ならね
ご覧いただきありがとうございます。
入社5年目、主に事務業務を担当している渡邉です!
新入社員が入社してから2ヶ月と少し。ある程度業務にも慣れてきたのでしょうか。
この時期になると、“会社に対する不満”に関する意見が話題になったり、それらを取り上げる記事が増えてきます。
中でも気になるのが、朝礼についての記事です。
記事によると
・仕事の時間が減るため生産性が下がる。
・連絡事項はメールでやりとりすれば済むのにわざわざ集まる意味が分からない。
・毎日同じことを繰り返し言うだけの謎の時間。
・日替わりでスピーチさせられるのが辛い。準備も大変。
等々、朝礼に対してネガティブなイメージを抱いている方が少なくないようです。
皆さんの会社はいかがでしょうか?
また、皆さん自身はいかがでしょうか。
決まりだから?昔からやっているから?
それでは朝礼の効果を得られていないどころか、逆効果になっているかもしれません。
と言うことで今回は、『朝礼を“ただの習慣”から“様々なメリットを得られる最高の時間”に変える方法』をご紹介します!
忙しい朝の貴重な数分間。せっかくですから、生産性アップ、個人の成長、業務の全体最適化、チームビルディング等々に活用していきましょう!
■半数は「朝礼は無駄」だと思っているのが現状
多くの企業で毎朝実施されているイメージのある『朝礼』ですが、現在は4割程度の企業でしか実施されていないようです。
しかも、その4割の方々に「朝礼は必要だと思うか」と問いかけたところ、2割もの方々が「必要だと思わない」と答えました。
さらに、毎朝ではないものの朝礼をおこなっているという方も含めて調査をした場合、朝礼を必要だと思わない人の割合は5割以上に跳ね上がります。
参考:45.4%が「職場で朝礼が必要だと思う」 – 必要だと思う理由は?|マイナビニュース
なぜこんなにも沢山の方が朝礼を「無駄だ」と思っているのでしょうか。
原因はとってもシンプルで、“目的を理解せずにおこなっているから”なのです。
■無駄なのではなく、無駄にしている
どんなに屈強な人でも数日で参ってしまうと言われている拷問があることをご存知ですか?
それは、一日中穴を掘らせ続け、翌日に埋めさせ、また掘らせるのを延々と繰り返すというものです。
このように、“何の目的も意味も分からないことを毎日やる”ということは、人を狂わせるほど精神的なダメージを与えます。
朝礼も同じです。
なぜやるのかを理解しないまま、習慣だからという理由だけでやってしまうと、意味が分からない、つらいだけの時間になってしまいます。
ただ、習慣として身についたことというのは、何かきっかけでもない限り理由を振り返ったり考えてみようとは思わないものですよね。
新人が入ってきた際、「この時間から朝礼をやる」とだけ伝えてしまってはいませんでしたか。
もしくは、ご自分が入社した際、「この時間から朝礼をやる」とだけ伝えられませんでしたか。
長年朝礼をやってきた企業様であればあるほど、目的を知る方が減っていき、謎の習慣として残ってしまっても仕方がないと言えるかもしれません。
そんな朝の貴重な時間を使って全社員が精神的なダメージを受けるだけの習慣になっているなら今すぐ止めた方が良いことは間違いないのですが、
その前に、今一度皆さんの会社で朝礼をおこなっている目的について確認してみませんか?
やり方によっては、止めるよりも活用した方がメリットが大きいかもしれません!
■株式会社情熱の朝礼を公開!
一例として、弊社が実際におこなっている朝礼の内容とその目的をご紹介します。
目的に合わせ随時ブラッシュアップしていますが、今現在はこのようなことをおこなっています。
【株式会社情熱の朝礼】
◆流れ
挨拶:「おはようございます」
↓
ビジョン・方針の唱和、今期目標の唱和、バリューの唱和
↓
今週の目標の共有:定量的に立てた目標や、重要なタスクを発表
↓
愛社を感じたポイントやビジネス関連ニュースのシェア、3分間プレゼン
↓
挨拶訓練:正しい型を意識し、笑顔で「おはようございます」×5回
↓
「よっしゃー!」と気合を入れ、全員でハイタッチ
◆目的
①この組織が、自分たちが、“何を大切にしていて”、“何を目指しているのか”を確認するため。
└仕事の目的・意義を把握することで、モチベーションを維持したり、高めることが出来る。
[該当箇所:ビジョン・方針の唱和、今期目標の唱和、バリューの唱和]
②自分は今週(または今日)“何をやるのか”を、自分とメンバーで確認するため。
└自分のタスクを再確認することで、何気なく1日がスタートしてしまうのを防ぐことができる。
└他メンバーの仕事内容と量を把握することで、依頼事の割り振り先を確認しやすくなったり、引きはがせる部分に気づくことができる。全体最適に繋がる。
[該当箇所:今週の目標の共有]
③自らを教育・成長させるため。
└発信側は自分で気づきを得て成長し、受信側は確かにそうだと気づきをもらうことができる。
└自社コンテンツ(愛社、挨拶)についての理解を深めることや、練習をすることができる。
[該当箇所:愛社ポイントの発表、ビジネス関連ニュースのシェア、3分間プレゼン、挨拶訓練]
④一番良い心の状態でスタートを切るため。
└「よし、今日も1日やるぞ!」という心の状態を作ることができる。
[該当箇所:ハイタッチ]
弊社が扱っている商品の特性上、珍しい内容も含まれていたかとは思いますが(笑)、皆さんの会社の朝礼でもやっているものや、近いものもあったのではないでしょうか。
それらの目的を再確認したり、目的に合わせて朝礼をブラッシュアップする際の参考になれば幸いです。
■まとめ
今回は朝礼について取り上げてみました。
「朝礼時、社員にやる気が見られない!」「朝から気合が足りない!」と感じていたら、まずは目的を伝え直してみるのはいかがでしょうか?目的や得たいものを再設定し、リニューアルしてみるのもよさそうです!
ちなみに弊社では最近バリューを再構築しているところなので、出来立てほやほやのバリューを浸透させるのにも朝礼を利用しようと考えています♪
モチベーションアップ、生産性アップ、1人ひとりの成長、業務の全体最適化、チームビルディング、、、様々な可能性を秘めつつ、ポイントは目的を意識するだけという簡潔さ。
皆さんもぜひぜひ活用してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました!