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【メモの魔力】前田裕二さんの『メモ術』と『相手目線』に圧倒された話

 

ご覧くださりありがとうございます。
入社4年目、管理部の渡邉です!

 


早速ですが、先日12月24日に発売されたばかりの『メモの魔力』はお読みになりましたか?
とても素敵な本なので、この場を借りてご紹介したいと思います!!

 


昔からメモ&自己分析魔なため、タイトルと付録([特別付録]自己分析1000問)に惹かれて購入。とはいえ、よくあるノウハウ系のビジネス本なんだろうなという気持ちだったのですが、良い意味で完全に裏切られました。

 

もちろん、メモの有用性や手法について知りたい方にもお勧めなのですが、『想いの伝え方』についても学べる部分が大変多い内容となっているので、部下や後輩がいらっしゃる等、“伝える立場”の方にも読んでみていただきたいなと思います。

 

その他、

 

●アイデア出しが必要な仕事に就いている
●就職活動をしている
●叶えたい夢がある
●(仕事や趣味に対する)熱量が不足しているなと感じる
●毎日を何となく生きていることに不安がある
●2019年(もしくは今後の人生)の目標が決まっていない
●アレコレ考えたりまとめたりすることが好き

 

等々、『考える』ことに時間を取る予定があるすべての方におすすめの1冊です!

 

 

20181226渡邉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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『メモの魔力』

 

●著者:前田裕二(SHOWROOM株式会社代表取締役社長)
早稲田大学政治経済学部卒業後、外資系投資銀行、DeNAを経て、SHOWROOM株式会社を設立。
小学生で両親を亡くし路上ライブで生計を立てる等壮絶な生い立ちにも関わらず、努力に努力を重ねて成功を掴んだ情熱家。

 

●概要
いま最も注目される起業家・前田裕二による渾身のメモ術!
・メモで、目にする情報全てをアイデアに変える
・メモで、本当の自分を見つめ直す
・メモで、夢をかなえる
◎メモの魔力を手にした時、あなたは、何者にでもなれる。
〔巻末付録〕自分を知るための【自己分析1000問】

 

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有用性と得られるスキル


 


この本では『記録』のためではなく『知的生産』のためにメモをとるということを目的にしており、それに対する方法と有用性、習慣化するための姿勢等がとても丁寧にまとめられています。

 

コツや得られるメリット、体験談、それに至った経緯までもが具体的に書かれているので、ノウハウ本を読むというよりも講演を聞いているような感覚になりました。

 


メモ術の仕組みは大変シンプルで、
①インプットした事実をもとに、
②気づいたことを抽象化することで応用できるようにし、
③行動につなげる(転用する)
だけ。

 

『記録』で終わらせず、『抽象化』と『転用』をすることで

 

●目にする情報を全てアイデアに変える
●思考を深める
●自分を知る
●夢をかなえる

 

等の様々なメリットと、

 

●知的生産性が増す
●情報獲得の伝導率が増す
●傾聴能力が増す
●構造化能力が増す
●言語化能力が増す

 

というスキルまで得られるとのこと。

 

今まで何となくやっていたメモの奥深さに気づかされました。

 

 

 

 


相手目線でも人は動かせる


 


本筋の内容からは離れてしまうのですが、私がこの本を読んで良かったと最も思った理由についても少し書かせていただきたいなと思います。

 

それは、『死に物狂いで生きてきた方の優しさと熱量に触れられたこと』です。

 

冒頭にも少し書かせていただいたのですが、前田さんはかなり壮絶な人生を送っていらっしゃる方で、メモ術はそこからくるコンプレックスに立ち向かう方法でもあったとのこと。

 

苦労をした人ほど強く優しくなる、とはよく聞きますが、この本における前田さんはまさにその通りでした。
起業家として最前線に立って戦っている方が書いたとは思えないほど、常に読み手の気持ちに寄り添っており、繊細過ぎるほどのフォロー体制が敷かれていました。

 


例えば、

 

●自分を全力で知る方法を紹介した後に、
“もし万が一、この後お伝えしていくやり方でも見つからないときも、大丈夫です。そのときは~をしましょう。”

 

●自己分析1000問全てに本気で取り組むことの重要さは解説しつつ、
“しかしながら、人生の軸を探すという意味では、そこまで徹底する必要はありません。”

 

●人生のコアとなる軸を考える、というパートでの、“あまり表では言いたくない不健全なものだったので、がっかりしている。そういう場合はどうすればいいでしょうか?まず一つお伝えしたいのは「別に、誰にも言わなくていい」ということです。”

 

等々。

 

「とにかく私が言うとおりにやってみなさい」「これをやらないと損をする」という押し付けや脅迫はなく、どんな人であっても、無理なく、安心して読み進めることができるようにという配慮が徹底されているのです。

 

その人の中の想いや熱をメインとした話に心を動かされることはよくありますが、相手目線の徹底によって動かされる方法もあるのだと知ることができました。

 

全く「少し」ではなくなってしまったのでこの辺で納めますが(笑)、ぜひみなさんも体感してみてください!

 

 

 

 

 

まとめ


 

 

時間が無くて長くなってしまったのですが、これでもまだ書き足りないほどに素敵なところが沢山詰まった本でした。

 

相手目線に動かされると書きましたが、本気を煮詰めるとこうなるのかという例を見せつけられたうえ、それにたどり着くためのヒントまで付録としてつけられているなんて、ある意味強制的でもあるかもしれませんね(笑)
とりあえず私はすでに休みに入るのが待ち遠しくなっています。

 

皆さんもこの年末年始は『メモの魔力』の力を借りて自分と向き合ってみませんか?

 

さて、長くなりましたが今回のコラムは以上です。次回更新は年明けになります。
本年も誠にありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします!