新入社員は見た?!“後輩を成長させる先輩”のアドバイステク
こんにちは!新卒の平床です!
6月も終わりに近づき、入社から早2ヶ月が経とうとしています。
毎日多くの業務を相手に四苦八苦していますが、ようやくある程度慣れてきて、
仕事に目標を持って取り組むことができるようになってきました。
しかし同時に、
「なぜ自分はこの仕事をしているのか」
「確実な正解の無い中で、どこを目指して頑張ればいいのかが分からなくなってしまう」
「ただ“これを頑張れ”と言われても、どう頑張ればいいのか分からず上手く成果に繋げられない」
等々、多くの壁にぶつかっております。
みなさんの会社の新入社員の方々も、同じような悩みをお持ちではありませんか?
今回は、そんな私が目標達成のための行動に前向きに取り組み、さらには超えていくことが
出来るようになったきっかけである『2つの鍵』をご紹介したいと思います。
■1つ目の鍵は“Why”を得ること!“なぜ”頑張るのか
現在、私が主に行っているのは電話での営業活動なのですが、
この業務が始まった頃、“指示されたアポイント数を達成するにはどうしたらいいか”という
部分のみにフォーカスし、ただひたすらに電話をかけているという時期がありました。
達成しなければならない目標自体は会社から提示されますが、
それを頑張るための理由は人により変わってきますよね。
・自身の頑張りが数字として表れるのでやりがいがある
・相手の人事の方の幸せのため
・社の利益のため 等
来る日も来る日も達成しなくてはならない数値だけを考えてかけ続け、
頑張るための理由、“なぜ、達成しようと頑張るのか”が分からなくなってしまっていた時に、
先輩がこんなことを教えてくれました。
営業というのは、相手を”幸せに導く”ための行動だよ。そのためには、 相手の”自覚出来ていないが考えていること(何が大変で、どうなったら幸せなのか)”、 を引き出して、提示することが大切なんだよ。
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私はこの言葉に強い衝撃を受けるとともに、自分は『誰かの幸せ』になるということに
一番やりがいを感じるのだと気が付くことができました。
どのようなことでも前向きに頑張れるというのはすごいことだと思いますが、嫌いなことと好きなことであれば、
好きなことのほうがやる気が出ますよね。
今回のことで、誰かのやる気を引き出し、前向きに頑張れるようにしたい時には、まず
“やりがい(頑張るための理由)になるものは人それぞれ違う”ということを理解し、次に、
“相手はどういった点にやりがいを感じるか”を話し合う時間をしっかりと取ることが鍵となることが分かりました。
■2つ目の鍵は“GOAL”を得ること!目標から逆算するための“起点”
電話で営業活動を行う上で、もう一つ課題を感じていたことがありました。
それは、“この業務を行った先には何があるのか”について、理解が不十分な状態で
スタートしてしまったことです。
もちろん、先輩達にはしっかり教育をしてもらっていましたが、全てが初めてだった当時の私は、
何が分かっていないのかもわからない状態。
とりあえず「“アポイントを取る”という目標へ向けて頑張ろう」と言われたことだけを考えてしまい、
本当のゴールは何処なのかという部分への理解が足りていませんでした。
そのため、せっかく電話で話を聞いてくださる方がいても
話をどこに着地させたいのかがあやふやになってしまい、
・とりあえずアポイントの時間をいただかなくてはと、強引に話を進めてしまう
・強引さによって相手の方に失礼な印象を与えてしまい、アポイント率も下がる
といった負のスパイラルに陥ってしまいました。
しかし、ある日先輩の訪問に同行したところ、“契約”という『最終的なゴール』を
目の当たりにすることができたのです。
すると、そのゴールに向かうまでの流れを実際に見られたことで、
「訪問時にこのような話をしているならば、
電話ではこんなことをこんな風に予め話しておく必要があるな。」
というように、アポイントを獲得するまでの道筋を自身の中で整理し、
明確にイメージすることができるようになりました。
このように、ある人にとっては当たり前のようにイメージできていることであっても、
別の人の知識では追いつかない場合が多くあります。
ゴールがイメージできていない状態でゴールへの道筋を立てる、というのはとても難しく、
期待されているレベルのものを出せる可能性も低くなってしまいます。
ですので、自分だけでなく周りを巻き込んで目標達成する必要がある際は、「今はこれを目指して頑張れ」と、
中間目標だけを伝えたり、どうすれば達成出来るのかをひたすら考えさせるだけでなく、
最終目標を一度見せ、逆算で考えるための起点をイメージできるようにする必要があるんだと学びました。
とはいえ、多くの業務を抱えながら後輩を見ている先輩方に対して、
「自分たちがどこまで分かっていてどこから分からないのかを全て察した上で指導して欲しい」
とは思いません(笑)。
今回の私のように指示を受ける立場になった場合は、上記を自ら確認することを意識付けていくことで、
自身の限界を突破し、成長していくための鍵になると思いました。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、新入社員である私が、壁にぶつかった際にそれを乗り越えるきっかけとなった
二つの鍵をご紹介させていただきました。
部下や後輩に同じ悩みをお持ちの方がいたら、壁を越えるきっかけになると嬉しいです。
ただ、今回の2つの鍵に気が付くことができたのは、
「○○をやりがいにしている/○○をして欲しい」→「後はひたすら自分で考えろ」
と言われたわけではなく、先輩が
●自分の悩みをきちんと確認した上でアドバイスをしてくれた
●伝わったかどうかまで確認し、問題があれば別のアプローチから伝えようとしてくれた
●言葉だけでは伝わらないと思ったときは、実際に全体を経験させてくれた
等々、限界を突破していくための地盤を整えてくれたためです。
上記のように「○○をやりがいにしている」と言われただけだったら、
文字通り先輩のやりがいを知るだけで止まってしまっていたと思いますし、
ただ「○○をして欲しい」と言われただけで終わってしまっていたら、
まだ求められているレベルの思考は出来ていなかったと思います。
新入社員の私は、先輩や上司が当たり前のように話している内容に
ついていけずに戸惑いを覚えることがまだまだあります。
そんなときに、歩み寄る形で丁寧に教育をしてくれる先輩方のおかげで、
今回のような学びを得ることができました。
これからも、先輩の力を借りつつも、
自ら壁を乗り越えるぞ!という意志によって成長して行きたいと思います!