研修用語集 GLOSSARY

モバイルラーニング

携帯電話やスマートフォン、タブレットなどのモバイル機器を活用した学習システムのことで、eラーニングのカテゴリに含まれる。ただし、従来のeラーニングと区別するために「mラーニング」と表現されることもある。
eラーニングの普及が加速した2000年頃、「いつでもどこでも」学習できることがメリットとされたはずが、実際には「どこでも」についてはPCとネット環境がある場所に限定されており、eラーニング普及の大きな障壁となっていた。それが、近年ICTが進展し、特に技術革新の進んだ携帯端末の活用によって大きく改善されることとなった。また、従来は画面のサイズや解像度、処理速度などの問題から、ドリルやテストによる学習方法中心だったが、現在では音声や動画など多彩な表現も可能となり、学習の幅が大きく広がりつつある。
組織における人材育成では、特に営業担当者向けの支援ツールや、資格取得のための自己学習ツールなどへの活用が多くみられる。また、そのインタラクティビティの高さや、ネットワーク接続の安定性の高さから、ソーシャルラーニングのツールとしての展開も期待されている。