世界のモチベーション理論:「マズローの欲求段階説」編
いつもご覧頂きましてありがとうございます。
4月から正式に社員となった渡邉です。今後とも宜しくお願いいたします。
関東は先日梅雨入りを迎えたようですが、皆様いかがお過ごしですか。
体調を崩したり、気分が落ち込んだりしやすい時期ですのでいつもより体調管理に気を使いたい時期ですね。
…先日中耳炎にかかった私が言うのもなんですが。一時期耳が全く聞こえなくなり驚きました。
でも慣れてみるとどこで何をしていても静かな空間が広がっているので、集中力が若干高まってなかなか悪くないななんて、、
いえ、健康第一です。ポジティブ管理思考はこのように使うものではないですね。失礼しました。
(ポジティブ管理思考って何?と思った方は弊社代表著『成功は99%が情熱!』をご覧下さいませ)
さて、前置きが長くなりましたが本題に入っていきたいと思います。
テーマは前回に引き続き「世界のモチベーション理論について」。
今回取り上げるのは、「マズローの欲求段階説」です。
マズローの欲求段階説とは…
『人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されていて、
低階層の欲求がみたされると、より高次の階層の欲求を欲する』というもの。
要するに、人は様々な欲求を満たすために頑張るわけですが、その欲求は段階的に構成されているんですよということを理論化したものです。
詳しく見ていきましょう。
まずは、各欲求の内容についてです。
※少々細かくなってしまいましたのでそこまで興味ないよという方は点線内を読み飛ばしていただいても大体つながります。
ちゃんと考えてみたいと思ったら読んでみてください。
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【第一段階:生理的欲求】 生きるために頑張る!
食べる、寝るなどの、生きていく上で欠かせない基本的・本能的な欲求のことです。
現代においてはほぼ全ての人が満たされている欲求ですので、
すぐ次の段階が現れます。
【第二段階:安全・安定の欲求】 安心して暮らせるように頑張る!
こちらは、自身の安全と、生活や経済的な安定への欲求になります。
下の段階で満たせた「生きるために必要な欲求」。
今度はその状態を継続・安定させようとするわけです。
【第三段階:所属と愛の欲求】 仲間と頑張りたい、一緒に頑張れる仲間が欲しい!
こちらは、集団に入りたい、仲間が欲しいといった欲求です。
生きることに精一杯だった状況から抜け出し、
周りが見えるようになった結果一人でいることに苦痛を感じ始めます。
【第四段階:承認・尊厳欲求】 出世したい、何かを上達させたいから頑張る!
何かの組織や集団に入ることが出来たら、次は、
自分が、その集団から価値があると認められ、尊敬されたいと求めるようになります。
逆に、この欲求が満たされないと、劣等感や無力感を感じます。
【第五段階:自己実現の欲求】 成長したい、夢をかなえたい!
これまでの4つの欲求がすべて満たされていたとしても、
人は自分の力や可能性を最大限発揮していない限り、すぐに新しい不満が生じてきます。
このような不満から、「あるべき自分になりたい」という欲求が生まれるわけです。
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以上、それぞれの欲求内容でした。
ココでのポイントは、「人の欲求は5種類あるのではなく、5段階に進んでいく」という事。
ご飯は一日一回食べるのがやっと。明日どうなるかもわからないけれど、
どーーーしても人から凄いと思われたいから、この大豪邸、買います!!!!
…という状況は考えにくいですよね(笑)
まず空っぽのおなかを満たそうと頑張るはずです。
よって、頑張る動機には優先順位がある。という解釈でも良いと思います。
そして、この理論には大事なポイントがもう一つ存在します。
それは、「一度その階層の欲求が満たされてしまうと、それ以下の要素はモチベーションにならなくなる」ということ。
たとえば身の回りに、
お給料が高い会社を探して無事就職!いわゆるブラック企業でもなさそう。それなのにすぐにやめてしまったらしい…
なんて人はいませんか?
せっかく希望通りたくさんのお給料がもらえる会社に入れたのになぜなのでしょう。
マズローの欲求段階説に当てはめると、「お金がたくさんもらえるから頑張れる」というのは安全欲求までの話なのです。
低い階層の欲求を中心として会社を選んでしまったため、それ以上の階層に到達しづらくなり、モチベーションが保てなくなってしまう…
このようなことにならないためにも、何かについて頑張りたいと思った時には、
この「マズローの欲求段階説」を思い出してみてください。
これから目指すべき姿や、本当に今やるべきことが見えてくるのではないでしょうか。
私も今回をきっかけに、自分が今モチベーションとしている、満たしたい欲求とは何なのかをよく考えてみたいと思います。
皆さんはいかがですか?正しく段階を踏めていますでしょうか。
以上。マズローの欲求段階説についてでした。
それではまた次回。